なんもしてない

自己満壁打ち(プレイ日記・感想(ネタバレあり))

PC 『蝶の毒 華の鎖』 感想/初18禁乙ゲー

クリア日:2019/10/15 ★★★★★

 

 

PC版。win10だったのでエラー吐いてウギャウギャしてました。公式から無償パッチダウンロードして解決。

R18なわけですが、スケベなシーンがストーリー上それほど重要ではない…気がする場面もありました。完全に趣味と主観なんですけど。ちゃんとスケベが要な場面もあって良かった。

 

プレイに至ったのは乙女ゲーの鬱ゲー…?をやりたいという理由。イチャコラするだけじゃない、真っ黒い背景があるドロドロしているゲーム。いろいろサイトを飛び回って評価が高かった蝶毒を選びました。大正の舞台についていけるか不安でしたがフィーリングで。

ごく最近ノベルゲーにハマりまして、乙ゲーはこれが2作目・初R18になります。

初出が2011年のゲーム。システム面は大きな問題なし。公式の動きを調べたらつい昨日switch移植版の発売が発表されたようで!元気でうれしい。

後から気づいたんですがCS移植版とPC版で絵が若干違うみたいなんですよね。公式HPの立ち絵を見比べただけですが、自分はPC版のほうがあたたかみ?やわらかさ?があって好きです。移植版は今風にキラッとパキッとしてる。ここは好みがありそう。

 

率直に、めーっちゃ楽しかったです!(詳しくは下記)

 

 

 

■プレイ前のキャラ好感度

  真島>斯波>藤田=秀雄>瑞人

 

まずキャラ紹介を見た時点で気になったのが真島。見た目から入りました。好きです。

そういうわけで真島贔屓のプレイになりました

 

1周目から真島ルートに行こうとして、即死亡。えっ…?っていう。

何度トライしても死ぬんですよね。おっかしいな~と思って検索したら案の定ロックされてまして、アンロック式はモチベ的にもよろしくない~とふてくされてたんですが、クリア後は考えが一転しました。私が浅かったです。

そのついでに「蝶毒は真島ゲー」なんて情報を見かけたのでますます期待が高まります。ネタバレのようなものは「おもしろいからやれ」「真島」程度のものしか見てません。

 

 

■攻略順

  秀雄→藤田→瑞人→斯波→女探偵→真島

 

先人の教えに従ってこの順番。

真島を知るにはこの順番で良かったです。楽しかったです。ありがとうございました。

 

 

■ストーリーの満足度

  真島>斯波>瑞人>藤田>秀雄

 

詳細は各ルート感想と一緒に。

 

 

 

■本編感想/ネタバレあり

 

攻略順に各ルートごとに追いながら、妄想が入り混じった、8割真島の話になります。長くなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

共通ルートの繁子さんの「いやぁぁぁぁあああーーー!!!」 後の方はもうええわ!とツッコんでました。迫真すぎてお腹いっぱいです。めちゃめちゃ気持ちのいい絶叫でした。

それと最初の焦る真島や泥落としてくれるシーン、畑でのイチャコラも毎度ありがとうございました。最初のシーンの真島すごくかわいいです。一生あのやりとりが続けばいいのに。

 

 

▼尾崎秀雄√

祝!初やややっや闇の阿片王と対峙!随分壮大なあだ名ですね!初っ端からインパクト大でした!

さておき、大方幼馴染らしいルートでした。早漏すぎて笑ってしまいました。

秀雄ルートは重たいっちゃ重たいんですけど比較的癒しパートなのでは?自分的にいまいちハマらなかったところです。

 

普通に進めてたら普通に突入してあっけなかった『』(true)なんですが、子供ほっぽってなにしとんねん…。

死別する『』(bad)なんですけどこちらもトントンすぎて薄味に感じました。たとえば、百合子だけが秀雄さんの死を知らないだったりずっと目を逸らしていたような状況で、何かしらで秀雄の死に直面しないといけなくなったとき、百合子がぶっ壊れて真島的ハッピーエンド!とかなら楽しかった。このルートって真島的にめっちゃラッキーですね。秀雄さんの無念を伝えられた百合子が飛び出してそのまま吹雪に飲まれて死の橋を渡るんですけど、秀雄さんに俺の分も生きろ的なこと言ってほしかった…綺麗すぎるかな。

 

最後に『うそつき』(bad) 不倫きた!!斯波さんには申し訳ないですが盛り上がりました。秀雄さんが大分ニッチで爆笑しました。

剃毛フェチは理解に苦しみます。 (好感度上昇)

 

 

 

▼藤田均√

執事らしい執事、主に忠実で気の利く大層まじめな執事ですよね。この時点でもう犬なんだ、そうなんだ。

まだこの時点ではお父様すげーいい人じゃん!と思ってました。追うごとに察していくんですが想定より酷いジジイでした。

藤田さんは別角度でやべー人でした。

 

最初に辿り着いたのが『秘密倶楽部』(bad) 変態の巣窟。そこに何故かいる藤田さん……。なにやってんですかねほんとにね。阿片と借財だけのせいとは言わせない。ここのCGはキタ!って感じでした。お気に入りの一枚。真島も見てるかー!

姫様と執事』(true) 体を張って姫様をお守りする執事を越えたボディーガード。藤田さんが美味しいルート。今思えばここでもめっちゃ乳好きで笑います。真島の着物から出た桔梗ってお話の通り気付いてほしかったからなのか、育て親(桔梗さん)を想ってなのか、復讐心を忘れないためなのか。あと本当真島って毎晩枕濡らしてそうですね。愛憎愛憎!(真島メモ 綺麗好き)

今では結構気に入っている『永遠の下僕』(bad) なぜか辿り着けなくて結局全て終えたあとの回収になりました。『終幕』でのあまりの母乳星人ぶりにハテナを浮かべてたんですが、藤田さんさぁ…………。どうしちゃったんですかね。このルートがある意味一番衝撃で最悪の最高で最高でした。大きな赤ん坊、犬、と蔑まれる藤田さん…。百合子もやりやがりますね。選択肢から才能ありそうな雰囲気ありましたけど!こんなことって!幸せそうでなによりです。斯波さんはともかく。

 

藤田との会話、百合子の「女々しいわよ藤田!!」が印象に残ってます。若干キツめに当たりますよね、百合子。藤田さんの秘めたる何かを育てたのは百合子なんだ…。責任持って飼う百合子偉い…。あと割烹着似合いますね。似合ってないんですけどここまでくると似合うと言う他ない。

攻略前との印象がひっくりかえったお方です。瑞人ルートで無残な死を遂げますが、スカッとした人いるんじゃないかな、もう。

ということでとても楽しかったです。以前のような目で見れないよ!

 

 

 

▼野宮瑞人√

花街大好きお兄様!女遊びのお兄様!男娼のお兄様! なにより血の繋がりがないことに安心しました。真島の激おこ近親相姦!ではありませんでしたね!とんだとばっちりです。お父様が悪い。

男娼の件はとてもかわいそうでした。

瑞人さんの語るお父様像に、斯波さんがチラつくんですよね…、こわいですね。

 

真島の台詞。「たった二人のご兄妹なんですから」 真島ァ!たいへん卑しいのでメモ。

つがいの蝶に』(bad) 火事エンドその1。阿片の件を問いただされて「人違いです」としらばっくれる真島が大好きです。大石さんって「え?」とか「あぁ」とか間の抜けた1表現上手くないですか?細かすぎて伝わる。最高に腹立ちますよ真島!兄妹で抱き合ってたら1階から凄まじい爆発音。無残な姿の藤田と真島。真島このルートでは自分で火つけたのかな。八方塞がりで真島含めみんな仲良く呪われた屋敷で死にます。呪われた土地で呪われた血を根絶やしに出来た真島の完全勝利エンドよかったね真島!一真島が逃げなかったルートで、色々感慨深いエンドです。

蔵の中で』(bad) 火事エンドその2。蔵の外から鍵を掛けられ閉じ込められる。ラッキースケベかと思いきや屋敷から爆発音。屋敷が燃えゆくのを見つめることしかできない展開。真島まじやりやがったなって感じです。最期にヤっとくのはさすがお兄様です。

空虚な明日』(bad) 結婚に斯波さんを選んだ百合子。斯波さんの妻であるのに心の中にはずっとお兄様がいて…、もしかして両親と同じ展開?やばない?と、いつか壊れそうな斯波さんの行く末を想像してワクワクしました。ドロドロ。

秘密の共犯者』(bad) やったー3Pだ!口封じのための3P!童貞の秀雄さんにはなかなか刺激的な展開!瑞人さんが容赦なく童貞煽りをするので笑いました。『終幕』で「筆がトラウマ」なんて憤ってたので相当効いてましたね。

 

夜色の髪』(true) [真島の下着の色は何色か。]

思いもよらない頭のおかしい選択肢に大笑いしました。これ選択しない人おる??藤田さんの「はぁ?」が痛いのなんの。答えは「褌で、白」 壮絶なBGMと共に懺悔する藤田さんですけど…乳搾りも大概ですよ! でも白なんだ!真島白なんだ!褌で!そうなんだ!へえ!ふーん!気になって調べたんですが、中国も褌らしいですね!………

で、火事エンドその3。無情にもトゥルーエンドですら炎上するお屋敷。にしても屋敷ごと燃やすなんて豪快ですね。

初見では、真島はヤンデレの系譜だな?と思ってました。はあ~厳しい現実!

燃え盛る屋敷をバックに、瑞人さんの血縁関係の事実を知った真島の反応が傑作でした。おい!一言謝ってええんちゃうか!と思いながら。血筋関係なしに負けてました。ここまでの屋敷への仕打ちは嫉妬や軽蔑や思うところがたくさんあるんだろうなぁと今ではとことん関係を侮辱する真島に同情します。ビンタする百合子は爽快でした。

 

 

 

▼斯波純一√

他キャラ攻略中もはや鬱陶しい気もしてきていた斯波さん、毎度かわいそうな始末でした。

百合子しか見えてないというか、それすら見えてないんじゃってくらい危うい人。

なにより会話の潔い切り返しが好きです。特に百合子との「あなたがやはり、ろくでもない人だということが分かりました」「そうですか。それは光栄だな」。無敵ですね。

縁談の件で怒鳴りこんでくる斯波さん怖かったです、茶介さんの演技も加えて。ただ百合子の言ってることは御尤もで。強引すぎて肝心の百合子の気持ちが置き去り。アプローチが下手すぎる。瑞人さんに「君は最初からやり方がまず過ぎた」とも言われてたっけ。

愛しい人への異常な執着…時折見せる危険なかほり…これはお父様の系譜!いけない……!

 

そんな予感が的中したBAD方面のルートです。百合子が斯波ではない男との結婚を決めてからというもの、またしても周囲に不幸が訪れます。斯波さんがここまでやるとは…思ってもみなかった というのは嘘ですけど。実はそれに密かに加担している真島。本当に本当に悪い奴です。斯波さん濡れ衣です。ガチのマジでサイテーのやり口です。何も知らない百合子はついに斯波さんに対して「殺してやるーーッ!!!」と叫びます!ビックリしました!ボイスあったらよかったな。悪鬼の血が騒ぎだす百合子さん。駆けつける真島!哀れみの真島…!!ああ~逃げなきゃ

そうして辿り着いたのが座敷牢の恋人』(bad)なんですが、正直一番好きではないルートでした。一応純粋な気持ち(下手くそ)で百合子を好きなんだと思っていたので、性欲に塗れる斯波さんに少なからずショックを受けました。まあ心も体も、心がまだなら先に体からでも、なんていつか言ってた気もするので…考え直しました。とりあえず真島のせいです。

後悔』(bad) こっちは百合子が復讐を仕掛ける。鏡子さんが繁子さんに言ったとする「あんな男(百合子父)の金なんて食いつぶしてしまえ」みたいな台詞がふと過りましたが、まさか…。

復讐方法を相談された真島は今日も色々悩んでおられるようで!まーた血は争えないなとか考えてんすかね。同じ闇に引きずり込もうとするドス黒い部分もあったりして。クソ探偵のターン!私は真島が提案した毒物は桔梗だと考えました。(桔梗の花について全く知らないので毒性とか妄想で) お父様はこれと同じ手口で繁子さんに殺されたのでは?なんて!はは!恥ずかしい。

斯波さんの死後、斯波さんから百合子への愛を綴った日記を発見。その内容がもう、ピュアでしょ?斯波さん。ますます『座敷牢の恋人』の彼に疑問。真島が人は誰しも狂ってるとかなんとか言ってたんで、そういうことにしとこうかな。

 

優しい男』(true)の真島の話。ちょっとビビらせるだけですよ~ん的なこと言っといて先に敵に肩バーン!とやられる。イラついて姫を拉致して追ってくる敵を撃つはずが撃ち抜かれ、あげく姫に逃げられ失敗に終わる真島が最高にダサいルートです!かわいい

斯波さんも容赦ないですけれどこのくらいの男じゃないと百合子は譲れませんね。これって成功してたらどうするつもりだったんでしょうか。やっぱり盲妹?

 

ところでどのルートでも繁子さんが斯波さんのこと相当気に入っていらっしゃる印象なんですが、なんで??成金風情ですよ??カッコいいからOK!ではなく、血筋の話は??

 

 

 

▼女探偵(ノーマル)√

ついにきた真島のことをガッツリ知る真相ルート。やったあ

桔梗(ききょう)のきょうは鏡子さんのこと…?なんて可能性もうっすら考えたことありましたね!ちくしょう!桔梗のタネは結構単純で拍子抜けしました。序盤の選択肢で答えは出ているんですけどね。こう、別荘に桔梗が生えてて何かしらトラウマ、なんてのも考えたりしてました。勝手に捻ってダメージ受けてます。

これまで繁子さんの近親相姦は疑ってはいたものの、さすがにソレは気持ち悪すぎるから自分がどうかしている。考えるのをやめていた答えが!答え合わせかのような選択肢が!嗚呼!!悔しい!繁子さんの「真に愛せるのは血を分けた者だけ」は、分かるけど分からん、そうかもしれんがそうじゃねえっていう。

とうとう真島と百合子の1on1の決闘です。先行は百合子。生い立ちを言い当てられて戸惑う真島が演技なのかガチなのか気になるところ。百合子「それでも一緒に過ごした時間は嘘じゃない」対する真島「嘘ですよ、まるっきり」。寂しすぎて そ、そんなこと言うなよ…と感極まったシーンです。

それはそうと最初から気になっていたんですがあの家系は糖尿なんですか?

その心が清らかであったために、あの男は自分自身の出自を、野宮の家を許せなかった」。これは後に明かされる本名「清」でうわー!です。なあ清!アナグラムか清!真島もとい清が、悲痛なことに名の通り両親の想い通り、清らかな心であー真島!あー真島! "真島"にも意味あったりしますか??真実の島????おしえて!

それと『おやすみ』(bad)で百合子が最後に見た夢って過去の記憶?過去に会ってたら滾る。でも真島も一目惚れって言ってたし演出としてのただの夢ですかね…。おしえて!

 

日記を破った人が本気で分かりません……。

 ・お父様 15年前、何かをキッカケにブチギレながら菊やさんに訪ねる。そのキッカケが日記?15年も前ならもっと奥にあっても良いのでは

 ・真島 「思い出が欲しかった」 三郎に蔵を漁らせる。でもこんな日記いる?探し物は別物?

 ・瑞人 真島「瑞人は蔵にある繁子の着物を売り飛ばしている」→偶然ポロッと落ちて発見?たまに蔵で寝るものの物の配置はいまいち把握していないらしいが。どちらかが嘘

 ・藤田 なんか常に姫様を守りたがってる

 

行動が怪しいのは真島。でもそんな日記を欲しがる理由は?犯人が誰でも、こんなもの読んでしまえば全て捨ててしまいそうだけれど。なぜ残す。破り方が汚い。発見してブチギレビリビリしそうなのはお父様と真島。昔真島が衝動的に破っちゃったとかならかわいい。

続編やれば判明するのかなぁ…分からない…分からないよ~(´・ω・`)

 

 

▼鏡子√

部屋こわっ。いつかお人形が好きだとは漏らしていましたけどこれはチビります。瑞人さんが、鏡子さんはバイだのチラチラしていたもんですからこのルートはウフフと期待に満ち溢れていたんですが、そんなことはなかった(´・ω・`) プロローグで鏡子さんが藤田を見るなり、さぞご立派なんだろうね~オホホっておっしゃってたの思い出して、うわ!と。……お似合いでは?あっでも藤田さんが『終幕』で突っぱねてましたね。あれもどうかしている。

三郎は終始気持ち悪いのなんの。でも三郎の見目がよければ…?と少しばかり考えました。可哀相に。声優さんも気持ち悪い演技がお上手で拍車がエグい。

そんなこんなで斯波さんの"女性はモノ同然"の扱いにプチ反発していたのはこういうことだったのですね。それどころか鏡子さんにかかれば世の人間全員おもちゃです。恐ろしいです。

鏡子さまからのプレゼント(三郎のようななにか)、いらな~~~~い!!(´・ω・`)

 

 

 

▼真島芳樹√

このシナリオの核である真島。プレイ中真島が出たら、出たな真島!って思っていました。見た目が声が、そして性格が好きです。敬語で一人称俺っていいよね…というのもありますけど、物語を通してもその性格が愛おしいです。清らかゆえ…清らかゆえ…。

なんだかんだいじってきた真島さんですが、知れば知るほどそんな風に扱えなくなって。「真島ァ!」が「ま、真島ぁ…(泣)」になった。そんな具合です。

トゥルーエンドクリア後、タイトル画面に立ち絵が出るじゃないですか。真島堂々のそこかよ。百合子の隣。核なだけあって格が違いますね ふふっ。大石さんのモブすき

 

最初に、他キャラで選択肢ミスって辿り着いた『上海愛玩人形』(bad)ルート。何回見せられましたかね。あれっ?真島じゃね?の瞬間がこのゲームで一番楽しかったかもしれません。なにしとんねんって思いました。 加えて、視力と聴力を奪われた絶望感。三郎が出てきただけで選択肢やらかしたと思ったのにこれですもん。

百合子は相手の顔も声も分からないのに、懐かしさに愛しさまで感じていて…あとから見るとすごく切ないんですよね。真島はそれをいいことに愛を囁きまくっているのかな。一方通行なら問題なしなんだろうか。百合子は相手を真島と重ねながら抱かれるのかな。真島本人だってのに!あ~もやもやする!真島的には良い結末かなぁ。百合子は愛する人を認識できなくなって、真島は愛しい百合子を傍に置けて、策士ですけど、切ないよぅ…。真島泣いとるか?ふとした瞬間に虚しくなって泣こうや!なあ!

この後に斯波√で盲妹・纏足の話を初めて知ったんですがエグない?このお話は単純に馬鹿三郎による事故の後遺症だと思っていたんですけれど……。

 

他ルート。百合子に惚れて復讐延期、百合子からの告白で復讐心が薄れる真島チョロいな、なんてニヤニヤしつつ。真島自身考えることが多すぎてそりゃタイム欲しいですよね。告白を受け入れられないのは身分の違いがとか言って拒む真島ですけど、そんなもんじゃないもっと重い理由もあって~ああ~~真島~~言ってしまえ~~でも言うな~~ああ~とか思ってました。難しいところですね。苦しいなあ。苦しいか真島?なあ?

 

ハピエンかと思いきやいろいろおかしなことになった悪人』(bad) やや、や闇の阿片王!こ、こここ氷の女帝!これでええんや…な真島とこんなはずやない…な百合子。真島も百合子のこと愛したかっただろうに、いかんせん血の繋がりがある。そんなしがらみを払いのけられていないルート。

一生、恋人ではなく妹として扱い続けると一人で決めやがった真島です。バカタレです。抱く女がここでも百合子似だったら滾ります。

百合子も百合子で真実を告げられて、真島の近親相姦へのただならぬ憎悪も知ってて、自分の愛が真島を苦しめることも分かってて。結局、真島の傍にいられること、真島の唯一の妹でいることに幸せを感じるしかなくて。おまけにこのルートは真島ルートで唯一キスをしていないし、できない。どうしてこんなことになったんだ…。なあ真島?

つーか百合子は真島を今更兄とは思えねー!って考えてるのでいつでもその気になれるんですけど、真島がそっぽ向いてるんですよ!真島次第で好転すると思うんです。でも真島が周りにこいつ俺の妹だから!って言っちゃってるんで、今後傾いたとしても抵抗が大きくなってて。真島なら「そいつ妹じゃなかった?」って訊かれても「だからなんだよ殺すぞ」ってなりそうですけどね。どうにかしてくれよ~

 

秘めた想い』(true?) 私はね~~~和装派!健気にグイグイいく百合子と困惑の真島がかわいかったです。折れる真島がかわいい。真島が百合子を抱きしめるCGってほとんど悲痛な面持ちで、でもこのオバサンが凝視してるCGでは幸せそうなんですよ。やったー!さすがトゥルーエンドです。

いつかの繁子さん「この体に流れる血潮が、それを求めている」

今回の真島「この体に流れる血潮が、あなたを恋しがっていた」

あはは!真島さんカーチャンと同じこと言うてますよ!血は争えないね!

そして真島の「"一生二人で"生きていく」に切なくなりました。単純に機能が死んだとも言っていましたけど、二人以上は絶対に望んではいけない問題なわけで。ッカ~

繁子さんの「頭がおかしいわ」という発言が大好きです。全ての元凶であるあなたにそっくりそのままお返ししてやりたいです。なんにも分かっていなかった繁子てめえって呆れながら、ブルブル震えだす立ち絵に笑いが止まりませんでした。お得意の血筋で何か通ずるもの感じなかったんすかぁ~?生みの親に一切気付かれていなかった真島、度々血統を指摘された真島を思うとこちらが辛いです。キレていい。しかし冷静な真島!好き。

本音はもっと繁子さんと真島の会話が聞きたかったです。特に繁子さんの反応を伺いたい。真島はもう話すことはないと吐き捨てて行かれたんですけど。真島の存在そのものが罪の意識を持たせるには充分すぎる、そのことに胸が締め付けられてしょうがないです。本当に。繁子さんが震えながら「なんと罪深いことを…」とおっしゃいます。その台詞にたくさんの大きな意味がある気がして、はあ~連鎖連鎖。ところであの後あの屋敷はどうなってるんでしょう!?ね!

真島の追想「手を触れてはいけない妹のことを思っては果てた。」キッショ!申し訳ないですがマジでキショいですよこれおまけに妹似の娼婦買ったらしいですよガチでキッショいですこれ!でもこの気持ち悪さこそ真島で、賢者タイムの真島なんて死にたくてたまらないんでしょうね。

背中に傷があるCG、あっ…お父様!?(怒)ってなってました。一生消えなそうな傷。まるで烙印でした。この時百合子は気付かなくて、気付け~なんて念じつつ、こんな傷が百合子の大好きなお父様の手によるものだと知るのも酷だよなと。

このルートの百合子は何もかも知らないままフワフワしていて、私はそれが一瞬な気がしてならないです。真島は全部墓まで持っていく気なのかな…。

ところでこの絵はキーだと思うのですが、移植版ではどう処理されてるんでしょう?

 

おかしなお姫様』(bad) 真島は動物が好きらしい。かわいかったのでメモしました。

意図せず核心を突くような話をする百合子とその真島の反応が美味しかったです。ここの真島は驚きに焦りなんかも滲むからとてもかわいい

三郎ぶっ刺して昂奮しきってる百合子をキスで鎮める真島がなかなか男前でありました。

バレなきゃいい発言は慣れてるのか自分の育ての親と重ねてなのか、どっちにしろヒッてなります。

にしても機転が利きますね真島。屋敷に埋めて恐怖を植え付けて、その屋敷から一生離れさせない。天才?

瑞人さんの死はやっぱり真島が干渉しているのかな。人殺しの血を根絶やしにするために?彼におぞましい血は流れていないというのに…ああ…ああ…せめてそれだけ教えたい。

 

三郎の件。アレを生かす意味もないしわけ分からんのです。

それでこの話は終わるつもりだったんですけど、納得できないのでもう一度プレイしながら書いてて。そしたらハッとして!

多分三郎は百合子が確実に殺した、埋めた。三郎を見かけた話は真島の工作。百合子を上記のガクブル繁子さんと似たように、復讐の恐怖に怯える毎日に陥れたかったんだ!いや~完全に理解した!

勝ち誇ってスクロールしたら真島が「与えられた情報を全部鵜呑みにしてあちらへこちらへと動いているようですから……もう少し考えればいいのにと思って^^」 あああああああああああああああああああああ!!!!!いやそれは私ではなく藤田さんへの言葉でしたね。面白いことにこちらが煽られた気になりました。でも答え合わせになりました。あーくそくそ

 

真島による独白のターン。トチったお父様に突如幸せを奪われた真島の過去。自分を貶めた全てのモノを"恐怖と共に葬り去る"のが真島の目的であり生き甲斐であると。繁子さんには確実に成功してますね、やったね真島!百合子こそ恐怖の狭間に陥れられているのですが、なんで殺せないんですかね~、な!真島!

起きない百合子を叩き起こす真島。力強い効果音にビビりました。自分で他の男に売ったくせして嫉妬満載の言葉責め。百合子に好きと言わせて泣く切り替えの真島。そう言われると愛情が立ちこめてくる真島が惨めで哀れで切なくて。百合子は真島の「愛してる」を聞く一瞬が生き甲斐で、真島は復讐という生き甲斐の対象が愛しい百合子で、憎いはずがいつまでたってもやりきれなくて離れられない…そんな共依存が出来上がってしまっていてああーー!さらにいまだ妹を抱くことに抵抗があるのもお話に隙がなくて良いです。

愛憎の真島。最高のendです。

 

 

●クリア後 『終幕』

夢小説で100回見たやつー!!

正直こういうのはこれまでの物語が劇中劇に見えてくるのであんまり好きじゃありません。普通に製作者のコメントとして読みたい気持ちがあります。意外な一面が見れたり、あの時もこんな気持ちだったのかなーとか想像が膨らむのも楽しいですけれど、やっぱりムズムズします。

なんて言いつつ勢いで笑ってるんですけど!真島タメ口で毒舌でかわいい。気持ちいいキャラしてましたね。ラストの花火、「あれ俺の仕込みだぞ♪」があまりにもかわいかった。

 

 

 

■好きなルート

  1.『おかしなお姫様』(真島・bad)

  2.『上海愛玩人形』(真島・bad)

  3.『秘密倶楽部』(藤田・bad)

 

永遠の下僕』(藤田・bad)は おもしろかったで賞。

悪人』(真島・bad)は どうにかしてくれよ賞。

 

■プレイ後のキャラ好感度

  真島>藤田>秀雄≒斯波>瑞人

真島は言わずもがな。真島は好きというか、生きろ~(泣)みたいなベクトルです。藤田さんが面白くて浮上しました。斯波さんこそ期待値高めでしたが突き抜けず。

公式でキャラ投票やらがされていないので憶測ではありますが、斯波さん派が多いのかな?個人的に藤田さんがどの程度受け入れられてるのか気になります。

 

■R18要素

私びっくりして!アングルが!うわー!!って!ほとんど文字しか見てませんでした。男性向けとの違いをめちゃめちゃ感じました。アングルだってやってること同じなんですけど、慣れてなくてうわー!!!でした。うおおお!!と思いながら、うわー!!でした。

そのシーンは中盤と終盤にいくつかありましたが、冒頭で書いた"ヤんなくてもよくない?"というのは言わば不自然なパンチラはいらないみたいな。それがだいたい茂雄・斯波・中盤の瑞人 藤田でした。そういう意味で、ナンバーワンは愛憎の真島です。まあ愛憎というアドバンテージが強すぎます。次点で、性癖の藤田・秀雄/死に際の本能 瑞人/口封じの3P 瑞人/ヤケクソの斯波 も良かったです。素敵な二つ名受け取ってください。

 

 

 

■総括

真島のためのストーリーでしたね!色々ひっくるめてすごく楽しかったです。元凶はお父様かお母様か。お父様を責めたいところですが私は狂った真島がどうしようもなく好きなので結局誰も責められません。お父様が暴れなかった世界線も見たいな。

蝶の毒」は百合子自身、「華の鎖」は血筋のことでいいのかな?キャッチフレーズ「抜け出せない螺旋状の罠 禁断の鎖」は震えますね!いやー真島!どうすっかね!

数あるルートがほぼほぼBADエンドなのが良いところです。好きです。真島に至ってはどう進んでもBADって!かわいそうに!各TRUEエンドの真島の末路がすごく気になります。

そして大事なこと!R18の要素があるからこその味が感じられて良かったです。性欲に駆り立てられてるのって人間味があって好きなんですよね。18禁ゲームというだけで登場人物は全員耐え難い性欲を隠し持っているのだと私は考えてしまってます。いつから藤田さんは姫様の乳に興味を持ち始めたのかとか、筆とか剃毛とか話のどこかにヒントがないか探してしまいます。そんな中真島は百合子を性的な目で見ること自体がどうしようもなくて好きです。

CS移植もされてるほどなので、ストーリーの期待値高め・エロは低めだったんですが、後者はいい意味で裏切られました。ストーリーは総合満点です。

 

 

そんなこんなで大満足でした!ありがとうございましたー!

 

 

 

 

続編やりたいんですけど、FDってイチャイチャするだけなイメージなので悩んでいます。やったら書きます。

 


やりました。たのしかったです。→★幻想夜話_感想