PSP 『DIABOLIK LOVERS』 感想
クリア日:2019/11/13 ★★☆☆☆
ミッッスターサディーーースティッックナイッ!(やたら頭に残っているアニメOP)
初出が2012年、7年経っている今でも続編だか移植だかが出ている人気作。アニメも短い枠で配信されてて、ほんの少しだけ観たことがあります。
で、櫻井孝宏目当てで始めたはずが…い、いない(´・ω・`) どうやら続編からの追加キャラらしい。ぐぬぬ。
ともあれせっかくなのでプレイしました。
短編夢小説集のような構成。(懐かしい)
キャラ選択した時点でお互いの矢印がMAXなので、恋愛するというよりひたすらイチャイチャする感じ。
キャラがハマらないとめちゃめちゃつまらないやつー!!
かく言う私も1人攻略してちょっと投げました。
ストーリーは深読みせずキャラを楽しむのが正しい。このゲームの8割はイイ声のスケベボイスを聴くことに尽きると思います。ダミヘ収録ですし多分そういうゲーム。
声が好みでないともはや拷問とも言えるので、シナリオに期待していると心が壊れます。
そんなこんなでぼちぼち進めて1ヵ月でようやっとクリア。
なんだかんだいいつつ楽しめた。
■攻略順
アヤト→スバル→シュウ→カナト→ライト→レイジ
やりたいようにやってこの順。ストーリーが掴みにくいので全くおすすめしません。
きちんとストーリーを追うなら無難にクレジット順で、
アヤト→カナト→ライト→シュウ→レイジ→スバル
ただストーリー自体濃くない・1キャラが長いので、モチベ重視でもいいんじゃないかな。
■本編感想/ネタバレあり
拷問部屋は毎回期待してしまいましたが、どれも不完全燃焼に終わる印象。すぐ吸血に移るので、そのための導入でしかないような。
ドSを謳いつつも、NOT18禁なので描写もサラッとしていて緊迫感に欠けます。勿体ない。
彼らはすーぐ人の服を破る癖をお持ちで(笑)。 ビリビリビリと聞こえるとまたかよ!!ってツッコみたくなる。ことあるごとに破るので若干食傷気味です。
主人公のビジュアルがめちゃめちゃ可愛い。せっかくですし声がほしい…女性の喘ぎ声って厳しいのかな。そもそも吸血されて喘ぐというのもよく分かりませんが。アニメで声あったんだし、最新作ではあるだろうと思いきや、やっぱりないみたいで…(´・ω・`)、大半のユーザーが求めていないのかもしれない。さーせん…。
以下感想はキャラ萌え話8割になります。
▼アヤト√
たこ焼きの人。たこ焼きというチョイスが謎。
性格は典型的俺様のいたずらっ子。たこ焼きごときでブチギレたり、案外子供っぽくて可愛げがありました。強敵感はほぼない、わりかしキャラは弱い気がする。
アバズレオカンがえっち。
エンド3は、カールハインツ→クリスタさんを彷彿させる。悲劇のループに嵌まってワクワク。好き。
で、気になったシーン。
「俺様とキスするか、拷問椅子に座るかどっちがいい?」と訊かれるシーン。
舐めとんのか(´・ω・`)
「カレー」と「カレー味のウンコ」出してんじゃん。そこ「ウンコ味のカレー」出すべきじゃん。
たとえば「不潔なキモデブおじさんとベロチューするか、拷問椅子に座るかどっちがいい?」みたいな。
求めすぎかな…。CERO:Cの壁が惜しい。
ただキャラ解釈が違うと言われるとそうだしあんまり大きな声では言えない。彼なりの甘え方という見方もアリっちゃアリですけれど。うーん(´・ω・`)
▼カナト√
なかなか煮詰まったメンヘラヒステリー駄々っ子。おそらくテディしか友達がいない。兄弟さえもお手上げ状態なのが笑える。
アヤトには度々ちょっかいをかけられているようで、二人の兄弟らしい子供じみた関係には萌えます。
さらには自分の顔が大好き。理由を辿れば、健気…!と言うにはかわいすぎる気もしますが。それなら隈を作るなとツッコみたい。
そんなカナトさんが三兄弟の真ん中(上からアヤト→カナト→ライト)なことに驚きました。てっきり末っ子かと!思えば三兄弟で真ん中だけ顔が違うってよくありますしね。
掃除の手伝いする!→雑誌の紐縛れない!飽きた!遊んで!の流れ。自由奔放すぎる彼に感服しました。
軽く喧嘩しにきたモブを灰にしたり、エンド3では被害妄想が爆発して全員殺したり、限度を知らないようす。主人公とくっ付いた途端、躊躇いなくテディを燃やしてしまうわりと甘い(?)展開もありますます理解不能で面白い性格でした。とんでもなく扱いにくくて懐かれると苦労なしにはいかなそう。
しまいにエンド2では主人公がズブズブに浸かり、お互い頭がおかしくなる結末。ワロタ。
▼ライト√
セクハラお兄さん。「んふ」の人。なめこかな?
ダミヘの使い手。この方に至っては喘いでる。
変態特有の性癖のこだわり。それが1周目じゃなかなか選択肢が当たらなくて!やっぱり変態ってわっかんねーなと感嘆しました。
ドMとみせかけてちゃんとSしてる。
そしてマザコン。近親相姦とは実に変態らしい…。
非常ーーーに気になったシーン。エンド1。
絵と音声、耳が逆ーー!!!!!!
▼シュウ√
"人気投票独走の人"という第一印象から入りました。納得です。
「面倒くさい」の人。真顔で女の喘ぎ声聴く系男子。なななにか通ずるものを感じる…。
いつの間にやらリンチに遭っていて笑いました。それでいて精神はノーダメという無気力の極み。
面倒がゆえ着衣入浴していたり、スプーンを持つのすら億劫。彼は赤ちゃんプレイをお望みなのだろうか??なかなかニッチですね!
とにかく抜けすぎというか、保護欲や母性本能のような、何か放っておけない気持ちを掻きたててくる罪深い性格でした。さらにこう見えて長男だったり、いざという時には頼れるという猛烈なイケメンムーブ。強い。一方的な依存に見せかけて共依存なやつですね。スケベ。
エンド2 主人公「ひざまずいて、私の足の指を一本ずつ舐めてもらおうかな?」好き。
エンド3 アヤトの、倒れているレイジさんに対する無慈悲すぎる台詞「その死体邪魔くせぇから掃除しとけよ!」wwwwwこの潔さと裏表のなさでちょっとアヤトが好きになりました。
▼レイジ√
食器オタク。神経質な厄介男。案外優しいお局さま。鞭というアイテムにめちゃめちゃ納得する風貌と性格であせられました。
このルートでは精神をコーデリアさんに乗っ取られて、なかなか彼と自分で恋愛出来ず、乙ゲーとしての疑念を抱きつつ…。それをいいことにレイジさんを鞭打てるのでラッキー!!!あの堅物のレイジさんがいたぶられてる姿は何かと滾りますね!自分の専売特許の武器で!あんな屈辱的な!あーー!!!それでも煽ってくるレイジさんとまんまと感情的になるコーデリアさんの様式美。
加えてエンド2のドSと化した主人公には、他ルートではなかった手応えを感じました。好きです。
攻略対象をいけるとこまで虐めてやれる異色のルートでした。
修羅場を作り上げていくコーデリアさんが最高に悪い女で好きです。えっち。さらにエンド3のリヒターさんの使い捨てっぷりwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
昼ドラ展開好きなので大満足です。リヒターさんかわいい。
▼スバル√
「うぜぇ」の人。
もれなく沸点が低く、すぐ物に当たる系DQN。
よく吠えるのでたのしくなれました。あの"絶対ケモ耳似合うよなぁ"と思わせる程度の威圧感。末っ子という点も可愛さが増します。+声が好きなんですよね。多分声が違ったら好きになってないかもしれないというくらいに。怒鳴るのが上手…。
そしてなにより意外と優しいところが本当にかわいい。話せば分かってくれそう感。このゲームでは珍しく赤面なんてしやがるのでそれまたかわいい。思春期ツンデレ。かわいい。
そして母を重ねての思いやりがもう、正規ルートはスバルなんじゃないかと、彼が一番まともなのかもしれないと。それほどこのルートには優しさが存在していると思います。
作中なによりかわいそうなのはクリスタさんで、コーデリアさんとは反対に花嫁生活を一切楽しんでおらず、最初から最後まで被害者でしかない。ああかわいそうに!
凌辱によって生まれてしまったスバルは足枷でしかなく(うわああああ)、スバル自身も己を妬む(うわああああ)めちゃめちゃ重くてどうしようもないやつ。だから暴れたり自分の体を大切にしないのかと思うと切なくて。個人的に超好きなやつですね!!やったー!!
気に入っているところ
街中で「お前の処女は、オレのモンなんだよ!」と叫ぶ。やっぱおめーまともじゃないな!!!!
■各ルート満足度
レイジ>スバル>ライト>シュウ=カナト=アヤト
■キャラ好感度
スバル>リヒター>シュウ>カナト>レイジ>ライト=アヤト
好きな声で怒鳴られると好きになるってもんです!(二次元の話)
期待のヤンデレ枠であったカナトさんは面白いのですが、ショタっぽいのが刺さらなかったところかな。
そしてダークホースリヒター卿。後ろめたいけれど魔性にやられた~><と抜かす阿保。かなりタイプなので入れちゃいました。
女性キャラはスバルママのクリスタさん派です。かわいくてかわいそうな人好き。
夫人はコーデリアさんは魔性の女、ベアトリクスさんは儚げ美人、クリスタさんはロリな印象でして、つまりカールハインツはロリコン。なんだか誰を選ぶかで色々性癖が透けそうな三人ですよね…。
しかしこの大人組の矢印の一方通行もワクワクします。ベアトリクスさんはよく分かりませんが…。カールハインツ→クリスタの執着はとっってもアツい。絶対気持ち悪い。
一番好きなスチルはレイジさんのエンド1の眼鏡取ってちゅっちゅしてるやつです。
正直メガネキャラのメガネいらねえと常々思っています。記号としては優秀なのは分かる…分かるんだけど…。……全方位攻撃かな…。
■総括
R指定が低いせいで書ききれないところがあるような、痒い所に手が届かないシナリオでした。ドキドキするような恋愛要素もなく、キャラゲー・声ゲーという印象は拭えないです。とはいえキャラ自体も濃いようで薄いような…。
音声収録に力が入っているのでそういう面では良いゲームだと思います。シチュエーションゲームというのがぴったり。
イラストは全て美麗で文句ナシでした。
そんなこんなでありがとうございました!
さて!晴れて続編のモアブラを始められるのですが、無印を通して推せるキャラが出てきたので期待が高まっております。
モアブラはR指定が17歳以上に引き上げられているのでそこにも期待したいと思います。やっぱりそういう声が寄せられたのかな。たのしみ。
◆
もしかしなくても近藤隆さんの声ガチで好きなのかもしれない。
この声で血筋の話をされるとあの人がチラついてニヤニヤする人絶対いますよね?
やりました。→★MORE,BLOOD_感想