なんもしてない

自己満壁打ち(プレイ日記・感想(ネタバレあり))

PSP 『AMNESIA』 感想/初乙ゲー

クリア日:2019/10/10 ★★★★★

 

 

 

初めての乙ゲーです。

癒しを求めて始めた"乙ゲー"が"死亡フラグを回避する乙ゲー"だった。

どうして(´・ω・`)

 

下調べをしない私も私なのですが。まさか乙ゲーにこんな展開があるとは思わず困惑を通り越して爆笑。

AMNESIA』を選んだのは、ランキング上位だったりFDも多く出ていたり、何かと見かけることが多かったので。+ヤンデレの代名詞がいるらしいこと。

 

そんなわけでヤンデレへの期待と、見た目と声も好みだったのとでトーマさんから攻略したんですが、

 

初めての乙ゲーで初めて辿り着いたルートが "井戸で溺死" (´・ω・`)

 

という忘れられない思い出になりました。

開いた口が塞がりませんでした。うっそだろってずっと言ってましたよ。泣けます。思ってたんとちゃいますて。

 

でもめちゃめちゃたのしかったのでよかったです。(小並感)

 

 

初乙ゲーなのでワクワクしながら。夢を見ようと思っていたんですけれど。

 

主人公の名前の設定に大分悩みました。本名は小恥ずかしいし、飼い猫の名前にしてみたのですがそれはそれで複雑でしたね。おやつの名前にしたらムードなさすぎて悲しくなりました。皆どうしてるんだろう。デフォルトネームはあったほうがいい派です。

独白にあたる部分をだいたいオリオンくんが口頭で喋ってくれるので、オートプレイで画面を見ずとも話が掴めて何かと助かりました。爪切りながらやってました。

オリオンくんといえばあのかわいいかわいいころっとした声、五十嵐裕美さんはダミ声系しか聞いたことがなかったのでビックリしました。声優ってすげー。

そして声が好みの人しかいなくてなかなか台詞を飛ばせない。さらに1エンドで胸いっぱいになって明日に回すようなことを繰り返していたので、全クリアに2週間くらい掛かってしまいました。トーマの日野聡さんがまーじで好きです。あとケントの石田彰さんなんですが黒幕でアヒャるイメージしかなかったので新鮮でした。

 

初出が2011年。プレイする2週間ほど前にswitch版が発売されていたらしい。謎に縁を感じて舞い上がりました。公式が元気だと嬉しくなりますね。度々移植されているのも人気の証な感じがする。

 

 

■本編感想/ネタバレあり

初乙ゲーの初々しい感想です。妄想込み

 

プロローグのオリオンくんかわいい。どうか消えないで。

ひっとみい~ふぉぉ~とおおっじぃ~ってえ~の達成感。

 

▼トーマ√

まず記事冒頭の小話のルート。

なんか死んだんだけど!!!!!!!!!!!

この気持ちが一番です。予想外すぎてヘッ?とかハッ?とか言って。心やさしいお兄さんに着いていったら何の脈絡もなく殺されて怖かったですよ。あの背景がトラウマになってました。

気を取り直して不審者に着いていかない選択肢で進むと、

トーマさんどっかいっちゃったんだけど!!!!!!!!!!!!

なんで!コレ乙ゲーでしょ!思ってたのと違う!(クレーマー) なんてこのあたりめちゃめちゃ楽しくなってました。最高潮だったんじゃないだろうか。乙ゲーってなんだかんだイチャイチャ切なげフィニッシュするものだと舐め腐っていましたので。(´・ω・`)

シンの「てっめートーマぁ!」がお気に入りです。汎用性が高い。

トーマ√はクリア後にもう1周した時の、うわーこいつぅ!となる感覚が堪らないですね。

 

ランジェリーショップ!!特攻しました!!乙ゲーってこんな展開あるんだなって!女店員がノッリノリなのもツボ。それと、抑えらんねえだろうが…(性)というお決まりの流れ。良い体験をしました。

 

最初はキャー!イケメン!コンナオニーチャンホシイ!なんて思いつつふとキャラ紹介を見に行ったらかなり不穏なワードが目に入って。「慈愛と狂気」。おやおや?

疑心暗鬼になりながらもすっかりトーマさんに惚れこんでいたので、通りすがりのウキョウさんの物騒な発言なんて笑い飛ばしてやりました。というかあのウキョウさん初っ端からインパクト強すぎて(笑)。絶対に最初にやるべきルートではない。

ただ郵便受けの件はトーマの自作自演を最初から疑っていたというか願っていました。濃くていいなって。ごめんねトーマ。

 

言ってしまうと、期待より温かったのが本音です。トーマがわりかし対等に扱っていて、主人公が目に見えて衰退しなかったのがそう感じるのかもしれない。

 

この盲目になって気付いたら手遅れだった、やり場のない虚しさというのも乙なものですね。

度々自己嫌悪に至りながら、こんな方法でないと手に入らないと言うその自己肯定感の低さがかわいい。ここは乙ゲーだお前が好きなんだお前が彼氏になるんだよオイ(´・ω・`)というメタツッコみをしつつ。

檻の外から眺めるトーマさん、普通に可愛がっているのが狂気じみてて良いですね。お人形を投入したり結局嫌われたいのか嫌われたくないのか、その振り切れなさがかわいい。

 

散々「守る」だの「傷はつけない」だの言っておいて、手に入らないと分かった瞬間の支離滅裂具合。行為は温くとも、性格はまさにDV男のソレでなかなか考えようのあるキャラでした。GOODエンドを経ても何かしでかしそう。シン√で突き飛ばしていたのには、やりやがった!と感嘆してしまいました。やっぱり力でねじ伏せるのが一番ですよね!幅が広がりますね!やったー!(?) BADルートで正気に戻った日には罪悪感で失踪どころか切腹しそう。好き。

ついでに、睡眠薬や監禁エンドの鎖・服で彼の性癖が垣間見えて楽しくなっちゃいました。

 

近所の幼馴染のお兄さんという個人的にかなりのアドバンテージを抱えてのプレイでした。この要素は病みとの相性が最高峰ですね。大好き。

弁護士は意外。

 

 

▼シン√

初っ端からキス!!想像していた乙ゲーの始まり!!!そして何コイツ!!!!自分とオリオンくんがやたらとリンクしました。

 

DV男・言動が不可解な男と来て、申し訳ないのですがこのゲームは全員頭がおかしいものなのかとワクワク。

おかげで最後までシンを疑いっぱなしでした。思い通りにならないので実力行使に出たクソ男なのだと。そんな調子でNORMALエンドに進んで混乱しまくりです。そして冤罪だと分かった瞬間のあの申し訳なさ。終わってみればシンが一番まともな人でしたね。すみませんでしたっ。(^_-)

 

シンは選択肢が当たったのかハズれたのか、滅茶苦茶分かりにくい反応で滅茶苦茶楽しかったです。序盤の飲み物の選択肢とか悩みまくりました。(ルートに影響しないことを知ってしょんぼり) ただ分かりにくいだけで、優しいところも可愛いところもあって。ツンデレ(?)らしくてかわいい。

 

このルートのイッキさんとケントさんがすごく頼れる。ポーカーの「だってケン弱いじゃない」のくだりが好き。かわいい。

二度目の合宿で誰と寝るかの選択。「ウキョウさん」 これ絶対死ぬでしょて。トーマ√BADを通った後でしたから爆笑してました。案の定殺されました。

 

幼少期の幼馴染3人、「大きくなったら結婚しようね」「3人じゃ結婚できないぞ」から掻っ攫うシン。ここは先手必勝ですよね。トーマがこの時点で臆病で一歩負けているのがいい。お兄ちゃんだからって妙に達観しちゃっているのもアホ。俺も俺も~^^っつって軽くノっていけば多少マシだったでしょうに。かわいい。

GOODエンドのラストの手つなぎの会話が尊い。幼馴染特有のやつ。いいなあいいなあ。その裏でトーマの行く末がすごく気になるのです。一人幼馴染の枠を抜け出せず、さらに二人に罪を洗い流されたトーマの完全敗北エンド。ちゃっかり軽い告白を繰り返す意気地なしのアホ戦法をかましていたのも味が染みる。そんな対比が美しく一番好きなルートです。

 

正反対の二人がお互いを憧れ合ってるの、いいよなあ。公園でポカポカ殴り合うシーンの「おまえなんか大っ嫌いだ」「お互い様だよ」の自分に言い聞かせてるような複雑な切なさに胸が痛くなる。嫌よ嫌よも好きのうち、だからこそ受け入れ難くて。それさえなければこんな気持ちには、なあ~~トーマなあ~お前ね~~~この友情よ。なかったことにはならない世界の掟よ。

根本から自分が悪いことにするシンが良い奴すぎて、最初疑ってたのが本気で申し訳なくなりました…。

あとトーマの盗撮癖が気持ち悪くて好きになりました。BADルートでわりとサラっと殺してきたトーマさんも怖い。守り方を勉強してください。それとも殺してないのかな?監禁?

 

 

▼イッキ√

超能力者きた!!!!そしてそれ特有の悩み!!!!!!これこれ!!!!!(?)

根は真面目で優しいとか、さりげないモテる男の行動とか、無理やり唇を奪う無神経ではなかったとか、変な仮面を被ったり泥酔して電話してきたりのお茶目要素も含めて好感度がぐんぐん上昇。なにより経験値が高い。タエコちゃんの件は許せない…んですけれど、クリア後のSSを読んで手のひら返し。

想像より綺麗な、うんと切ない純愛でした。一発でGOODエンドにいけそうな気がしていたのですがNORMALエンドですらありませんでした。(二人で住みたかったなエンド) 何を勘違いしていたんだろう私は…。

 

シンの手厳しさには笑いました。あっすいません…となるあの感じが楽しかったです。リカさんはついにやりおったなと。伏線の日報の回収もスッキリ。

ケントさんとはお互いにお互いのルートでいい仕事をする本当にいい関係ですよねえ(語彙がない)。友情はいいな。ここと三角関係するのも楽しそう。三角関係でライバル同士が認め合ってるけど絶対に譲れない熱い闘いが良いんですよね。

 

BAD壊してくるエンド、大好きです。危ない危ない。ヒロインが植物状態になって、視力も聴力も失うのってこの先ものすごく愛が試されるところで、どれだけ愛しても届かないことの方が多くて、それまで普通に会話出来ていただけに悔しくて。で、それにイッキさんの事情を重ねられると償いや憎しみなんかが折り重なってただただ辛い。切ない。なまじ生きているばっかりに恋心にも諦めがつかなくて、またそういう病み方だってするわけですよ。エモい。リカさんに襲われて終わり…じゃなくてここまで描かれているのが最高にエモい。堕ちるとこまで堕とされたような。もう女の子を信用できないのに女の子は寄ってくる、ほぼ呪いですよ。最高のBADエンドです。

壊れたイッキさんが実際にどう動いたのかはちょっと予想できない。根は優しいから殺しはできない気がする。私はぶっ殺して植物状態の主人公に報告して、一周回って懺悔する展開が、好きです(はぁと)

 

BADやるじゃない神さまエンドは最悪最低な男を演じるイッキさんが切ない。処女だったらイッキさんの嘘バレんじゃんwなんて思っちゃいましたけど、やっぱりイッキさんがそういう行動に出られるとは思えないんですよね。 自暴自棄になって今までにない厳しい言葉で突き放して、本人の意思も聞かずに自分の中で見切りをつけちゃったのがもう、やるせねえーーーーーー。そりゃ主人公も泣くよなあーーーはあーーー私もチョット待ってくれよ~ってなりました。追いかけて来ないイッキさんも相当思い詰めてるのかして、はあーー惜しかった。

NORMALも「好きだったよ」と過去形で切ない。こっちもいい。一応希望はありそうなのが救い。GOODのラストはキザすぎてワロタ。

 

イッキ√ってどのエンドでも主人公のことめちゃめちゃ好きだったってオチなのでプレイヤー側の幸福感がすごい気がする。私だけ?愛されてるわ~乙ゲーってこういうことですよね、とか思ったり。

 

 

▼ケント√

癒しっ。癒しパートっ。想像していた乙ゲー!!!謎にそこに感動した。

シンとは対照的に初心でわっかりやすい人でした。一発でGOODエンドにいける気がしたのですが、さすがに甘かった。いつか素で最善ルートにいってみたい。

 

あの理屈っぽい鬱陶しさが癖になる。メール含め全体的に不器用なところがかわいい。競歩、半月記念、嫉妬からの頭わしゃわしゃ、あっっまーくてニヤニヤしてしまいました。

手作り問題集は割と真剣に考えて全問「違う(怒)」と返されてガチ凹みしました…。言われた通り日常生活で計算頑張ろう…。(´・ω・`)

その問題集の登場人物が微笑ましくてニヤニヤ。数学組は仲が良くてかわいい。ついでにトーマとシンも仲良く喧嘩しててかわいい。プールのCG、主人公の顔がかわいい。店長の前で「ミネの好きな人って店長なの?」と訊く絶縁したくなるほど迷惑な天然選択肢は笑いました。それとオリオンくんとのお別れが一番丁寧で気持ち良かったです。

 

私はいつもならこういう堅物系はあんまり合わないというか好みじゃないとかで敬遠しがちなのですが、やっぱ声かな!!!いい声!!好き!

 

しっかし犬の件は最低だ。初見ではケントさんが何をそんなに怯えているのかサッパリだったんですけれど、ドン引きする話で呆れた笑いが出ましたね。いやーでも好きになっちゃってたので唸りました。ケントさんが大分後悔しておられるのがかわいい。慰めるつもりが逆をいってしまう不器用さがかわいい。アホ。真面目で本気だからこその葛藤がもう、いっやー切なっ。切ねえ~!その辺りの話が切なくて切ないしか言えない。自分自身あまりこういう切ないお話に触れて来なかったので、もう思考停止して切ねえー!!しか言えなくて申し訳ない。すごく良い。

 

GOODエンドで、エンディングが流れたあとの、数年後のエピソード。これ!!!この演出!!好きです。よかったね~!!ってなる。(まともな感想言いたい…) 思わず拍手してしまいました。

NORMALエンドも好きです。空港での掛け合いもだし、最後のメールの『会いたい』て!!おはようでもおやすみでもなく『会いたい』て!!関係の進歩が見えていいなあいいなあ。いい締め。

 

記憶を失ったことが良い方向に進んだルートで、記憶喪失という設定を余すことなく使われているように思いました。他が薄暗いからこそ映えるのかな。他ルートにはない清さというか、もう、すげ~切なさ120%のお話でした。もう切ない切ない。

このルートのウキョウさん「ケントといるんじゃなかなか死なねぇなぁ」 でしょうね!!BADの死に方はトラウマです。容赦ない。

 

 

▼ウキョウ√

大学内に入るか入らないか。とりあえず、死んどくか!から始まった本番。見事に焼身

 

「世界が俺(またはヒロイン)を消そうとしている…!」という壮大な厨二的世界観…!言わば真相ルートでした。

死んだ恋人に会うためにパラレルワールドを渡り歩いていたら、そのパラレルワールドでは別の男とくっ付いていた虚しい話。会えただけでも嬉しいと思いつつもやはり物悲しい気持ちもあるわけで。奪いに行く気概もない彼は見守ることしか出来ず、それで十分だという妥協も許されない。得られるものより失うものが大きすぎて同情せざるを得ないお話です。最後の選択肢は許す他ないでしょう??

こうなるともはや裏主人公のような立ち位置だと思うので、もっとウキョウゲーだのと騒がれていても良いと思うのですが…?(蝶毒の真島みたく)

ちゃっかり主人公とお揃いの髪型もかわいい。どのルートでもそうだったのが二人の運命的なアレがアレでうわーーーーー!すっげーいい

 

素が心優しい一般人すぎて狂気が際立ちますね。一人で会話し始めるところは吹き出しちゃいました。

他ルートでは真っ先に死を連想させる人物であったのに、このルートでは何十回と危機から救ってくれるスーパーヒーロー。媚びたら媚びたで変な雰囲気になるのでどういう目線で行けばいいのか分からず難しかったです。

主人公がよく神社の前に行くんですが、いつ殺されるかハラハラしていました。トーマ√が思いのほかトラウマなことに気付きました。(´・ω・`)

リカさんとはお近づきになれて感慨深かった。ケントさんとサワちゃんがイイ感じだったので微笑ましく。

BADエンドのトーマはてっめ~トーマ!って感じでした。完全に監禁が板に付いている…。割と普通に殺しやるんですね。シン√の時も思いましたけど、暴走機関車トーマスなだけある。

25日には、主人公が家を飛び出して止まらなくてもうずっと帰れ!帰ろう!って叫んでいました。案の定「死の運命」が降りかかるものですからルート間違えてるのかと思ったりして。

このルートは全ルートの可能性を秘めているのが良いですよね。そうなるとウキョウさんがひたすら報われなくてかわいそうに尽きるんですけれど。この世界以外ではウキョウさんが存在すらしない二人の関係の儚さというか…尚のことGOODエンドが染みます。

 

NORMALエンドが実質BAD。世界が厳しすぎる。(´・ω・`) ラストは度々疑問だった気候の謎も種明かしされてスッキリです。オリオンくんが急にかしこくなってだれおま状態になったことは忘れられません。

悪の権化は「無能なニール様」という話でした。(´・ω・`)

どうせならもっと早く巻き戻しを提案してくれよぅ。イッキさんの願いを叶えたのもニール様だったら無能の極み。

 

 

●EXTRA

キャラ視点まーーーーーじで好きです。それも全員切ないお話。

ケントさんは傘一つ返すのに悩みすぎだし、トーマは鈍すぎるし。かわいい。アホの域。

シンの意識されない切なさとか苛立ちとか、普段つんけんしているくせに結構思い悩んでいてかわいい。

イッキさん特有の肯定しかされない苦痛とか叱られた後の心変わりとか。こうみるとイッキさんって自身のGOODエンド以外全部BADな気がする。いいな。

ウキョウさんなんて最後には清々しくて感涙。このゲームのエピローグみたいなものだと思う。

 

 

 

■キャラ好感度

  トーマ>イッキ≒ケント>シン>ウキョウ

トーマさんはストライク決まりましたね!好き!イッキ・ケント・シンは個性が強くて面白いので好き。

ウキョウさんは設定ならかなり好きなはずなんですけど、単純に見た目と声が好みの範疇ではなかったかな。ラスボスの風格もあって悪いことはないんですけれど、個人的に加点要素にはならなかったのが正直なところ。

女性キャラはリカさんが一番好き。癖が強い。

 

■ストーリーの満足度

  シン≒イッキ=ケント>ウキョウ>トーマ

シン√のサスペンス要素、イッキ√・ケント√の揺さぶられ方は胸が躍りました。ウキョウ√は大方想像通りだった。トーマは私の妄想で補っているところが大きい。

 

 

■総括

私の乙ゲーの認識を変えさせてくれたゲームです。もちろんその先はイチャイチャが待っているんですけど、サスペンス要素が作り込まれているとは思ってもみなかったのでワクワクと混乱で印象深い作品になりました。各ルートでキャラとの関係性が違ったりというのも、新しい発見と想像の余地があって周回もそれほど苦ではなかったように思います。キャラ全員がどこか歪んでいて、嗜好にハマったのもあって十二分に楽しめました。主人公の自己主張の少なさ、オリオンくんという存在も、普段3人称視点で見る私にとっては新鮮で入り込める仕組みでした。

絵について、立ち絵とパッケージは綺麗で好みなのですが、CGは若干馬面気味で少し目が大きいのか寄ってるのか?良くも悪くも、よく想像される誇張された乙ゲーの絵柄まんまみたいな。そこは乙ゲーだし当然といえばそうですが…やっぱり気になる。

 

 

そんなこんなで大満足でした。ありがとうございましたー!続編FDは甘々らしいので疲れたらやろうかな。BADの続編がほしい。

 

 

 

◆余談

アニメも全部見ちゃいました。主人公が思っていたより大人しい。キャラデザがかわいい。あれはゲームプレイしていなくても分かる内容なんだろうか。

原作を知っていると「そこであのセリフ言うのがいいんだってー!」みたいな楽しみ方が出来るのがいいな。うまいこと設定を駆使して繋げたなと思いましたまる。プレイヤー視点に近い設定だと思ったのですがそれでシン√に行きそうなのが謎だ。看板キャラつええ。いうならオリオンくんが消えっぱなしだったのが不満です!!